2020年05月24日 映画監督 故大林信彦さんの言葉
=相手のことが理解できないから別れる?=
≪離婚率がアメリカ並みになっていることの怖さ≫
なんて簡単な考え方なのでしょう。わからなければわかるまで努力をするのが人間関係なのではないでしょうか。
こういう考えの裏側には必ず「自分が正しくて相手が悪い」という理屈がつくのです。わからないから付き合い続ける、理解できないからこそ一緒に生き続けてみる。このような決意と覚悟が持っているからこそ”愛”が育つのだと思うのです。そのような覚悟がなければ結婚なんてしてはいけないと思うのです。あなたが努力すれば相手も努力してくれるはずです。人生簡単な道のりではありません。険しい道を共に歩むからこそ愛は根っこを深くして育つものだと思います。簡単に分かれるなんて思いを走らせるのは無責任というものではないでしょうか。
昔の世界的名優チャーリーチャップリンは「人生には、死より難しいことがある。それは生き続けることだ」と云っています。この言葉を夫婦について言い換えれば「別れることよりももっと難しいことがある。それは付き合い続けることだ」ということになりはしませんか。
普通の人間が「自分のことがよくわかっていないのに人様のことなど簡単に判らなくて当たり前です」そのためにぎくしゃくするのはコミュニケーション不足と云ってもいいのではないでしょうか。」「わたくし」は「あなた」の中にこそいる。「あなた」は「わたし」の中にこそ棲んでいる。夫婦はこのくらいの思いをお互いに持ち続けるのでなければ夫婦という位置づけはむなしいものです。それが勇気だと思います。結婚には覚悟するという勇気が必要です。
フランスの哲学者パスカルは人間を指して「人間は考える葦」と書いています。より良いコミュニケーションは幅のある考えを持つことが大切です。考えない人間は存在価値がないと?云うといいすぎでしょうか。昔の人は「親しき中にも礼儀あり」と云っています。考えて考え抜くところに人間としての意味があるのではないかと思う今日この頃です。
★大林監督の残してくれた言葉★
=人は自分の心でしか、相手を理解できないものなのです。ならばせめて、自分の心なりに、しっかり責任をもって相手を理解することです=
=寂しい心は、お互いに呼び合っているはずです。呼び合う心と心との出会いこそが。人間的(夫婦としての)なコミュニケーションの在り方なのです=
=”愛は育つものではなく育てるものなのです”=
もう一度言いましょう「生き続けることのむつかしさを知ることが大切です」この言葉を理解すれば短絡的な別れはないはずです。 婚活も結婚生活も努力が必要です。