2019年07月11日
=スニーカーとハイヒール=
婚活する人は、絶対おろそかにしないでほしいことがあります。これだけは必ず伝えなくては!と考えていました。
私の長いお世話焼き人生の中にはいろいろなケースがありますが、その中で、真面目(超真面目)さがもろに出たケースではないかと思います。このお話の内容は女性からの情報です。
もう4~5年も前になるでしょうか?男性34歳、女性32歳のカップルの実例です。そのカップルの第1回目のデートの模様を女性から詳細に聞かされました。そのことを今更ながら思い出してのことです。
お互いに最初のお見合いでそれなりに好感を持った二人でした。初めてのデート!彼女は多少ドレスアップをし、当然「ハイヒール」です。彼はカジュアルスーツに「スニーカー」という格好です。待合場所は西鉄福岡駅のコンコース。1時間もすればお昼になるので喫茶店にでも誘われお茶でも?と考えていたそうです。
でも、彼は新天町商店街の中を通り抜け、明治通りを歩き始めお店を探すのにはチョット場違いの通りに出てしまいました。それでも彼の行きつけの店に向かっているのだろう。と思いながらついてゆくことにしたそうです。そして、永遠と歩き続け平和台の前のお堀の前をも通り過ぎ、とうとう大濠公園まで来てしいました。公園の水面を眺めながらの休憩かなと思っていたところ、お堀の中央部に掛かる橋を渡って歩き続けるという具合です。ここまでくると喫茶店どころの話ではありません。もうこの辺まで来るといい加減にくたびれるは、喉はカラカラになるはで楽しいはずのデートが苦痛の時間にかわってしまったわけです。(途中からハイヒールを脱ぎたくなる程だった。と言っていました。)
彼女にしてみれば、好感度を一番に評価し、それでも言われるがまま、イヤイヤ歩くがまま、とうとう公園を半周し、新天町商店街のマクドナルドのところまで歩き続けたとのこと。やっと平和楼での昼食にたどり着いたのは1時半を過ぎていたそうです。(それも彼女が誘っての事だったそうです)
真面目さも、ここまで来るとちょっとどうかな?と考え込んでしまいますが、聞いただけで女性に「お疲れさまでした。」と同時に、「よくお付き合いをしてくれましたね。」と声をかけたことを思い出します。
勿論「お疲れ様、ご苦労さまでした。」の声をかけると同時に「彼は本当に真面目で(真面目過ぎて)はじめてのデートで舞い上がってしまったいたのでしょう。良く我慢してくれたね!」と言いつつ「ところで、これからのお付き合いはどうしますか?」と聞いたところ「ちょっと考えます。」とのことでしたが、翌日電話で「お付き合いは続けます!」とのことでした。
「こんなに気遣いができない男性はもういやです。」といわれてもしようがないようなことです。でもそうでは無かったのです。この女性が一時の行為を短絡的に解釈するのではなく、より深く「これからの人生」「幸せな結婚生活」を真剣に考えて結論を出した!ということです。
そして、彼女はちょっとオシャレなスニーカーを買い、次のデートからはそのスニーカーを履いて出掛けたそうです。結果報告が後先になりましたが、その後、数回のデートを重ねてめでたくゴールインしました。
「結果良ければすべて良しです」が、それにしても「気遣い」は大切ですね!と同時に「彼女の人間性のすばらしには頭が下がります!!」