2019年10月05日 幸運は必ず朝に訪れる
=幸運は必ず朝に訪れる=
(禅問答のようなことで申しわけありません)
(しばらくぶりの代理寄稿です。婚活をお考えの男性諸君へ
日本には世界に誇れる朝の行事があります。なんだと思われますか?
「ラジオ体操」がそれです。日本ではさまざまな企業の現場で朝のラジオ体操が行われています。私は毎日西鉄バスで通勤しています。赤坂門に近い立派なビルの1階に来客用の駐車スペースがありますが、そのスペースに男女合わせて10数名がラジオ体操をしている様子を見ることがあります。おそらく体操をすることによって心も体をもリフレッシュした後、戦闘モードのまま朝礼となってその日一日の仕事の流れ(情報)を全員で共有する、という段取りだろうと思います。
「このような朝の動きは一日の行動に加速がついた状態で各自が気力も能力もフルスロットルで仕事が片付けられるだろうと、その様子を見るたびに思わせられています。
社会人生活に入って間もない時期でした。
「米国ワシントンで曽洞宗の布教に努めている禅僧が帰国した際、米国での布教活動の経験談を聞いたことがあります。いくつかのテーマの中に「幸運は必ず朝に訪れる」という説教が含まれていました。今更ながら思い出し「結婚に幸せを求める人達の考え方、それを支援する者の考え方」に照らし合わせることしばしです。
人は毎日、新しい経験を積み重ねて生きています。勤め人の朝は時間との戦いです。朝起きてすぐテレビのスイッチを入れるのは確かな時刻を知るためでしょう。時たまビッグニュースがあれば音声だけを聴きながら男性なら、髭を剃り調髪をしネクタイを締めてイザ出勤!女性ならあれやこれやと衣装選びに時間をかけ、お化粧にも相当の時間をかけ、テレビの時刻をチラチラ横目で見ながら短い時間に同時に幾つもの作業をこなす「ながら」作業でしょう。
前夜に明朝の準備を怠りなく、ということはわかっていながらできない、否しないんですね。要するに「判っちゃいるけど」ついつい「ながら」がルーティンになってしまっているんですね。
「人間は本来、一つのことにしか集中できない動物なのです。テレビを見ながら朝食を摂っていておいしさを味わえるでしょうか?ただ機械的に食べ物を口に運んでいるだけになっていることを私自身が経験済みです。このようなことを「婚活」に置き換えてみましょうか。
本日のテーマである「幸運は必ず朝に訪れる」は、幸運は彼方からやってくることではありません。何時もの自分の生活のあり様で幸運を呼び込むか、呼び込まれないかが決まってしまうということなのです。それは、一日の出発点である朝の過ごし方に原因があります。
「その日がどんな一日になるかは、朝できまる」ということを肝に銘じましょう。朝がポジティブな気持ちで迎えられるなら、その日一日は爽快な気持ちですごすことができるでしょうし、そうでなくネガティブな気持ちで家を出ればその日一日は文字とおり心ここにあらず、の気持で一日が終わってしまうでしょう。幸せ感も不幸せ感も全部自分自身の朝の精神状態に左右されてしまうということです。
みなさまよくご存じの米国のアップル社の創設者、故スティーブ・ジョブスさんはさまざまな名言を残されていますが、膵臓ガンという病を一時的に乗り越えたのち、招かれて臨んだスタンフォード大学の卒業式のスピーチの中で、次のように語っています。
私は毎朝、鏡に映る自分に問いかけるようにしているのです。「もし今日が自分の人生最後日だとしても、今日やろうとしていることを満足にやれるだろうか?」と。
自問自答の中で「違う」という答えが出れば生き方をその都度変えてゆく必要があると結論づけていたそうです。毎日このような自問自答がルーティンだったそうです。そのような思考が世界に冠たるアップル社をつくりあげたわけです。
少し飛躍しすぎたかもしれませんが、兎に角「朝は気持ちよくスタートを切ることが、まさしく、いいご縁に結びつくことになる」と信じようではありませんか!
結婚は人生最大のイベントといわれます。このことを事業ととらえた場合、仇やおろそかにスルーしてよいものでしょうか。婚活はお遊びではありません。これからの長い人生を共に歩むベターハーフ探しの一大事業ととらえてみるべきではないでしょうか・・・・。
お見合い当日には意識的に自分を爽快な気分でその場所へ向かわせることです。何故向かわせる?と書いたかといいますと、それは第二の自分が第一の自分に言い聞かせていることを表現したかったのです。たとえその朝が何かの関係でネガティブな目覚めであっても、第二の自分が「ポジティブ思考にさせるために第一のあなたのお尻をたたいてくれる」ということなんです。ポジティブな感じの男の一挙手一投足は、第三者には「「自信にあふれた男」に映ること間違いありません。特に女性には「頼もしく映る」はずです。このような印象を与えることが「あの人ともう一度お会いしたい」という気持ちにさせるのではないでしょうか。そのような感情をお相手に抱かせることが恋愛への第一関門を通過することになるのだと思います。
最後に一言「31年間の婚活支援を振り返ってみたとき、男性と女性の婚活への取り組み方は、男性からの反論を恐れずに申し上げるなら、どう見ても女性の取り組み方が数段上のような気がしてなりません」昔から「男は敷居を跨げば七人の敵あり」といわれます。今は男性だけがそのような社会環境におかれているわけではありません。女性にもあてはまることであることをお忘れなく。多忙さにかまけて婚活をおろそかにはされないように・・・。と老婆心ながら申し上げて〆といたします。