2020年06月12日 ピンチをチャンスに
=恐縮ですが老いた創業者の戯言としてお聞きいただいて結構です=
ピンチをチャンスに・・・・・・コロナとの共存
コロナ禍を「ピンチ、不自由、いつになったら終息するの?」とばかり云ってはおられません。
知識人の言葉を借りれば「コロナは日本の社会制度やデジタル社会への遅れを実感させてくれました」。まさに、その通りです。例えば、特別給付金の支給に関することが一番わかりやすい例です。政府のお声がかりマイナンバーカードの普及度は何と驚くなかれ16%だそうですね。このカードに登録すれば国民は多くの恩恵に浴するという掛け声は何だったのでしょうか。ただ登録させただけで「有効な紐づけが何もされていないことが露呈してしまいました」。
そのいい例が特別給付金の支給ひとつをとっても当局のオタオタぶりは国民をがっかりさせせたではありませんか。知識の乏しいものが言うには口幅ったいですが、本来ならいちいち申請書のやり取りをしなくても完全な紐づけがされていたらナンバーカード登録者へは簡単に給付が可能だったのではないでしょうか。私たちの国この日本はアジアでは多くの面で最も進んだ国だと思っていました。ところがとんでもありません。今回のもたつきぶりは目に余るものがあります。民主国家の国民みなさんの政権に対する評価は直列的ですね。支持率37%だそうです。台湾国の若い秀才デジタル大臣に学んでほしいものです。
ところで本論に入らrせていただきます。
(前もって申し上げさせていただきます。各社の担当者が寄せるblog欄は広く顧客の皆様に提供させていただくものではありますが、案外一番目を通していただいているのは同業者の皆様かもしれません。このことを意識して以下記述させていただきます)
『今回の”コロナ禍”が各界に及ぼし続けている被害はリーマンショック以上であるといわれています』決してオーバーではないようです。その及ぼす度合いは医療界、経済界だけにとどまらず、広く各界に及んでいます。
1.医療界で言えば、まず対症薬としての治療薬がない、医療者用の装具が足りない、人工呼吸器の絶対数が足りない、そしてその器具のオペレーション可能な技術を身に着けた医師が不足している、肝心要の装備等が全く足りないといように身震いがする思いです。鼻高々と先進国であります…なんて云えた柄ではありません。
ところで、私たちの結婚相談業界はいったいどうなんでしょう。婚活それ自体はまさに『3密の見本みたいなシステム共有の世界です』。初対面の相談業務、お見合い方式しかりです。この期間中における結婚相談業者はどのような対応を摂っているのでしょう。まさに文字通りの「開店休業どころか閉業そのものの態だったと思います」。social destanceを守れば、すべてが可能かと云えばそうはいきません。また、マスクをしておればすべてOKというわけにもいきません。サービス業でも物品の販売という行為ではなく、婚活という行為のすべてが人と人との繋がりで終結する内容が盛りだくさんという業界です。
婚活する当事者お二人のみならず支援者側の担当者も打つ手なしの体たらくさを露呈し貴重な時間をやり過ごしたということです。幸いZOOM方式の採用で急場しのぎをすることができましたが、この方式にスムーズにOKを出した会員さんが少なかったことは残念です。耳目に新しいことと取り組むことにNGを出す心境が判らないでもありませんが、2019年の某リサーチ会社の婚活実態調査資料によれば、年毎に結婚相談所を利用した婚活度合いが高まっていることはありがたいことです。調査対象年齢が20歳~49歳ですからパソコンを身近なツールとして日常活用しているはずです。2019年でのデーターでは、結婚の意向のある独身者の4人に1人が婚活サービスを通じて結婚しています。コロナ問題がここ数ヵ月で終息をするという保証はありません。コロナとの共存を考えるとすれば私たち相談所経営者も3密を避ける手法を編みだしながらZOOM(zoomに限らず) 活用に積極的になるべきではないでしょうか。若し積極的な行動をとらなければその間、貴重な時間を支援業務の放棄という格好に受け取られることにもなりかねません。私たち相談所の業務対策もデジタル活用にシフトすることに積極的であるべきだと思います。結婚相談所の私たち支援者がパソコンお見合いを遠ざけているようでは婚活する皆様に対して後れを取っていると思われてしまいます。それは私たちの存在価値がゼロ評価につながるといっても過言ではありません。支援者は支援者らしくコロナ禍とまっすぐに積極的に取り組むべきだと思います。